
ダッソー ミステールWA
Hi-Tech 1/48 by TAZZAN

フランス空軍第8訓練航空団第2飛行隊“ニース”所属機 1979年 カゾー基地
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実機について |
航空機の製造で歴史を誇るブロック社は、第2次世界大戦後、アヴィオン・マルセル・ダッソー(A.M.D)という名で復活しました。ダッソー社が戦後初めて開発したウーラガンは、フランス初の国産ジェット戦闘機となりました。次に開発したミステールTは基本的にはウーラガンの胴体に後退翼を取り付けただけの改造型でした。ミステールWはミステールUCを完全再設計した発展型で、ミステールWAはその量産型です。アフターバーナー付エンジンを搭載したミステールWBの試作機は水平飛行で音速を突破し、ヨーロッパ初の超音速戦闘機シュペルミステールの原型となりました。 ミステールWAは1954年から1958年に全部で421機が生産され、このうち240機がフランス空軍に納入され、110機がインド、60機がイスラエルに買い取られました。すべての保有国で実戦に参加し、フランス空軍のWAは納入後すぐに1956年11月にスエズ動乱に参加しました。頑丈で優れた操縦性は多くのパイロットに愛され、1975年から第一線部隊から退いた後も長い間訓練部隊で使用されました。 《データ》 ミステールWA 寸法:全幅11.12m全長12.85m全高4.60m重量5,680kg 発動機:イスパノスイザ・ベルドン350ターボジェットエンジン(推力3510kg)×1基 最大速度:1,120km/h 固定武装:DEFA30mm機関砲×2 |
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キット |
簡易成型プラパーツは胴体と主翼のみで、その他はレジンとエッチング(エデュアルド製)とホワイトメタル、キャノピーは塩ビ(しかも一個だけ)、付属していない部品は自作せよというその名のとおりハイテックなキットです。デカールの質は非常に上質ですが、プリントは少々不鮮明で色ズレがあるのが残念です。
Hi-Tech(仏) 1/48 A.M.D MYSTEREWA |
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製作記 |
レジンパーツにはキズ、気泡、破損や歪みがあり、まずこれらの補修、整形が必要です。水平尾翼と主脚カバーは歪みが修整不可能だったのでプラ材で自作しました。プラパーツの表面はまるで月面のように荒れていて、なぜか気泡まであるので、表面が平滑になるまでパテ埋めとペーパー掛けを繰り返します。エッチングとメタルパーツは性に合わないので出来る限りプラ材で作り直しました。部品の接合についてはほとんどがイモ付けで、隙間や段差がハンパじゃないので、入念な仮組みと摺り合わせが必要です。翼下の燃料タンクは他キットからの流用で、パイロンは自作しました。 自国の機体だけに、外形に大きなミスは無いようです。ただ、翼の断面形には疑問がありますが、詳しい資料も無いことだし、分厚い後縁を薄く削っただけで修正はしていません。 ディテールアップは、シートベルト、フェイスカーテンハンドル、ブレーキパイプ、ランディングライト、ピトー管、機関砲、各種アンテナ、ライト類のクリア化等。 塗装直前まで迷っていたリベット打ちは、ワンポイント的に局所的に打っただけに止めました。機体全面に鳥肌のように打たれたリベットはそれなりに見栄えはしますが、シャープなイメージのジェット機にはいっそのことスジ彫りだけの方が潔いと思います。 |
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塗装 |
下地塗装はMr.カラーの光沢グレーを吹き付けましたが、どうしても表面のキズが消えないので、その上からサーフェーサー1200を吹き付けました。本塗装はナチュラルメタルを表現するため、Mr.カラーの新色スーパーメタリックのスーパーファインシルバーをベースに、4色のシルバーでパネルごと適当に塗り分けました。キット付属のデカールは色ズレがひどいので機番と部隊エンブレムのみ使用し、他は別売デカールとカラーデカールの切り出しです。金属色をスポイルしたくないのでクリアーコートはしていません。 |
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後記 |
なかなか手強いキットでしたが、幸いキットに大きなミスが無かったので、一昔前の出来の悪いインジェクションキットをアップデートするより楽でした。 というわけで、次はシュペルミステールB2(フォンドリー1/48)かボートゥールUN(Hi-Tech1/48)に挑戦したいと思います。 <参考資料> A週刊エアクラフトNo.187 B週刊ワールド・エアクラフトNo.158 Cフォンドリー・ミニチュアのHP(www.fonderie-miniature.fr/stefondm.htm) |



Photos and text © 2003 by T.Shimizu